新居浜
文化
2025.02.01
新居浜出身 菊池さん 難関突破、バレエの夢舞台へ
449号1ページ

ローザンヌ”へ初出場の快挙
世界で最も権威ある「ローザンヌ国際バレエコンクール」の出場者が発表され、新居浜市出身の菊池琉花さん(18)が初選出の快挙を達成しました。菊池さんは2月上旬、スイスで踊ります。
同コンクールは42カ国から男女445人の応募があり、86人が審査を通過。日本から男女9人が出場します。審査はビデオ審査で、各自でバレエの基礎を踊ったビデオを送り合否が分かります。菊池さんは昨年、準備が万全ではない中、集中してビデオ撮影に挑みました。
舞花バレエスタジオ(沢津町3)の代表で、母のまゆみさんの影響で、3歳からはじめた琉花さん。様々な恩師に恵まれ、力を伸ばし転機は15歳でした。出場した国内最大級の「ユース・グランプリ」シニア部門(15~20歳)でトップ12に入賞し、フルスカラーシップの権利を得て海外のバレエ学校に。一人旅たち言葉も分からない地で、朝から晩まで基礎と表現力を叩き込まれました。その惜しまない努力が今回、大舞台で開花した琉花さん。
「いつも通り普通に楽しく踊ります」と話す一人娘の大偉業に、まゆみさんは「逃げずによくやり切ったと思う。自分らしく、感じたままに」とエールを贈ります。