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今治

生活

2019.01.12

今治初 困難抱える若者を支援

760号7ページ

桜井に「いこなす」開設

「社会的な自立を」




  様々な理由で、自立して生活せざるを得なくなった青少年を支援する「自立援助ホームいこなす」がこのほど、今治市では初めて桜井に開設しました。

 同施設は、虐待や貧困、児童養護施設を退所し働かざるを得なくなったなど、何らかの理由で家庭にいられなくなった、義務教育終了後の15歳から20歳(就学中は22歳)までの青少年の自立をサポートしています。
 「いまから、ここから、なんどでも、スタートできる、が私たちの理念です」と話すのは代表理事の木村さん。選択肢のないまま生活してきた青少年が、自分の力で社会へ歩んでいくために応援していきます。また再び困難な状況になっても何度も寄り添える、家庭的な支援を目指します。

 支援の内容は、就労や就学のほか、退去後も入居時と変わらず悩みに相談にのるほか、ライブやワークショップなど地域との交流も行います。希望者には、近くの借家を借り上げ、退去後の住居の支援もあります。

 入居費用は、電気・水道・ガス代込みで月15000円。食費は朝・昼150円、夕食200円を実食で計算します。収入のない入居者については免除、もしくは相談の上で決定します。

 申込みは行政機関などを通し、児童相談所に相談した後、入居が決定します。定員は男女合わせて6人。 「まずは松山の児童相談所へ連絡してほしい」と木村さん。

【問】089・922・5040(愛媛県中央児童相談所)


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