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今治

生活

2019.04.13

ゴミ処理施設バリクリーン 地域貢献で最高賞

769号1ページ

防災機能や住民との活動、評価

ジャパン・レジリエンス・アワード


国土強靭化に繋がる自治体や企業などの取組みを表彰する「第5回ジャパン・レジリエンス・アワード2019」の表彰式が先ごろ東京都で行われ、今治市クリーンセンター(町谷)の、バリクリーンの取組みが高く評価され、グランプリを受賞しました。

同アワードは一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会が主催。全国から 強くてしなやかな国づくり、地域づくり、人づくり、産業づくりに資する活動、技術開発、製品開発など を実施している企業や団体を評価、表彰するものです。

今治市は「安全安心で人と地域と世代をつなぐ今治市クリーンセンター」を基本コンセプトに、ごみ処理施設に防災拠点の機能を兼ね備え、民間、地域と連携してきました。(株)タクマ、(株)今治ハイトラスト、NPO今治センターと共同で、強靭化に向けた施策を推進し、地域に親しまれ、新たな価値を創出するごみ処理施設の取組みについてエントリーしました。

特に注目されたのは、同施設は、いつも(平常時)ともしも(災害時)の両方で差がなく利用でき、それぞれの価値を同時に高める、フェーズフリーの考えを全国で初めてごみ処理施設で取り入れていることです。

また、災害時には320人の市民が1週間避難するために必要な食料品、日用品などの備蓄も備え、電力の供給や避難所の提供もしています。

さらに地元住民と共に防災に関わる様々な訓練も実施。環境フェスティバルなどの啓発活動にも力を注いでいます。

所長の矢野圭悟さん(51)は「単なるごみ処理施設ではなく、地域に親しまれる施設になってほしい。今回の受賞で、迷惑な施設というイメージを払拭できたかな」と優しくほほえみます。

 



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