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今治

生活

2019.10.05

今治第一病院 39年地域支える

784号2ページ

救急医療に貢献し知事表彰


救急医療体制の充実や功績が顕著な団体を表彰する「愛媛県救急医療功労者知事表彰」に、今治第一病院(宮下町1)が選ばれ先ごろ、東予地方局今治支局(旭町1)で表彰式が行われました。

昭和55年4月から39年にわたり、地域の救急医療をずっと支えてきたことが評価された同院。平成2112月からは一定の基準以上の救急医療への実績があることから、社会医療法人として認定。

また平成2911月からは県立今治病院、済生会今治病院とともに、急性冠症候群の患者さんを、1週間交替でオンコール対応するACSネットワークを導入。

循環器対応の医師も増やし、急性心筋梗塞などの患者さんに対応。さらに救急医療に関する研修にも積極的に協力し、地域の救急医療の向上にも、大きな役割を果たしています。

「救急医療は限界に近づいている」と理事長の曽我部仁史医師。現在、市内の8病院が輪番制で24時間救急をまわしていますが、医師や検査技師、看護師などの医療従事者の不足、体制維持など課題は山積み。

「救急医療は自治体の一斉清掃と同じで、地域全体で行わなければ続かない。行政にも過酷な状態を理解していただき、協力をお願いしたい」と曽我部理事長は話しています。


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