今治
教育
2019.10.05
壬生川小の歌声、全国へ
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創部27年で 初 の快挙に歓喜
NHK全国学校音楽コンクール
小学生の「NHK全国学校音楽コンクール」の四国大会が先ごろ開催され、壬生川小学校(西条市)の合唱部が金賞を受賞し、創部27年目で初となる、全国大会へ出場を決めました。
同コンクールは、今年で86回目の歴史あるもので、四国大会では歌い終わった瞬間から退場まで、拍手が鳴り止まないほど、心に響く歌声を披露しました。 全国から11校しか選ばれない狭き門をくぐり抜けましたが、そこまでの道のりは厳しいものでした。強豪校はほぼ6年生で構成されていますが、壬生川小は4年生9人、5年生14人、6年生16人の計39人。
歌の技術や理解もバラバラだったため、工夫して一つにまとめていきました。「6グループに分け、歌のイメージを発表した」と話すのは部長の山本楓羅さん(6年・11)。
今大会の課題曲「わたしはこねこ」、自由曲「恐竜は来たぞ!」の2曲のイメージをグループ別に考え、いいと思うものを一緒に覚えました。昼休みや放課後も、歌の表現方法を皆が同じところを目指し、皆の心が一つになるよう「絶対できる」と仲間を信じ練習に励んできました。
時には児童同士でぶつかることもありましたが、逃げずに話し合い、山本さん、副部長の岡田蒼空さん(6年・12)と今井愛弓琉さん(6年・12)が中心にチームをまとめていきました。
「悔いのないよう皆で頑張って、日本一になりたい」と山本さん。一方、指導をする田口美智子先生は「保護者の皆さんの協力と支援のおかげ。本当に感謝です。全国でもきれいに歌おうとせず、思いっきり歌ってほしい」と話しています。
全国大会は10月13日、憧れの舞台、NHKホール(東京都渋谷区)で開催されます。