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新居浜

イベント

2020.02.15

角野中 50年ぶり市の発展願い立柱

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2代目トーテムポール制作



えんとつ山の登山口、別子ライン入り口の県道47号沿いに立つ新トーテムポールがこのほど、角野中学校生徒と地域の方々の協力で完成し、現地の生子橋東詰めで立柱記念式典が行われました。

 初代のトーテムポールは約50年前、同校生徒が制作し、長い年月を経て老朽化が進み、連合自治会から新元号「令和」を記念して、新トーテムポール制作の提案がきっかけでした。

同校では生徒総会を開き、制作することを決定。制作実行委員会を設け、「角野コミュニティ・スクール活動」として、生徒が地域の応援、協力を得ながら、制作にあたりました。

 県道47号の国領川沿いに立つ初代ポールの横に、新しい青色のポール(高さ約8.3m)が並び立ち、えんとつ山登山口には、黄緑色のポール(同約6.8m)が新規に立てられました。 

 ポールには、煙突、市花、市章、校章、魔除けの笑顔、怒顔などが描かれ、表に「ようこそ べっしらいんへ」、裏には「また こんかいよ」との挨拶が入っています。

 新しいトーテムポールに込められた思いは、未来も住み続けられる「ふるさと角野」「ふるさと新居浜」の実現です。

 制作実行委員の5人が、放課後や休日を返上して、使い慣れない工具の「のみ」や金槌、ペンキ、刷毛などを使って、工夫し、助け合いながら仕上げました。

 女子委員は、「のみで彫ろうとしても、弾かれてきれいなラインが取れず、難しかったですが、完成して、皆に見てもらえるのがうれしい」と、完成を喜んでいました。

 50年前、中学2年の時、同校で制作に当たり、現在、同校に務める女子教諭は、「受け継いでもらえてうれしい。さらに50年後、新たなポールの立柱を」と願っていました。


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