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今治

健康

2020.07.11

「新型コロナ市内は感染なし」今治市医師会 木本会長

808号1ページ

「正しく恐れ対策を」 全自動検査装置の導入を検討

「市中感染はゼロに等しいと判断している」。今治市医師会(別宮町7・木本眞会長)は、新型コロナウイルスに感染している疑いの高い患者さん100人以上に有無を調べるPCR検査を行った結果、全て陰性であったことが分かりました。「医師会として万全の体制を備えているので、今治市民の方は安心してほしい」と木本会長は話しています。


医師会では新型コロナウイルスが流行り始めた2月に緊急総会を開催。運営する今治市医師会市民病院の感染症専用病床4床のほか、市内2病院の計8床を用意し受け入れ態勢も整えていました。患者さんの収容人数が超えた場合は、新型コロナ専用病院を準備し、県との連携を取りながら、市内の医療機関での役割も明確に準備しています。
今秋には第二波に備え、全自動の検査装置も導入する予定。現在、新型コロナウイルス感染の検査結果が分かるには1〜2日かかることもあります。一方、この検査装置だと2〜3時間で結果が分かるため、検査人数も大幅に増やすことができる上、医療従事者の感染リスクも減らせます。
特に病院に行くと感染するのではと、恐れている人も多いよう。医師と看護師が駐車場で診察するなど、病院ごとに対策をとっているため「まずはかかりつけ医に連絡し、指示に従ってほしい。また予防のために、子どもの予防接種も遅らせないことを薦めます」と木本会長。
最後に、市民に対しては手洗い、消毒の徹底、大声で話さない、大皿料理を皆で食べないなど基本マナーの徹底と、正しく恐れることの重要性を説いています。「車中までマスクをする必要はないし、外食や散歩も問題はない。感染者が出ても一から三の手まで考え、皆さんの命を必ず守りますので、必要以上に恐れず正しい知識をもってほしい」と話しています。

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