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今治

生活

2020.08.08

今治 初患者で街静まる 新型コロナ

810号1ページ

明日は我が身、皆で理解を

「SNSの誹謗中傷やめよう」菅市長



愛媛県は7月24日、今治市内で初めて新型コロナウイルスの感染が確認されたと発表。その週末からすぐに、市内の飲食店では予約のキャンセルが相次ぎました。さらにSNSでも根拠のない情報が広がり、テレビでも話題に。菅良二市長は「デマや憶測に惑わされず、正しく対処するよう心掛けてください」と警鐘を鳴らしています。



全国的に新型コロナウイルスの感染が拡大している中、愛媛県は市内に住む男性が新型コロナウイルスに感染したことを発表しました。発表と同時に市内の空気も、一瞬にして変わりました。感染者を特定したビラがまかれた噂や、SNSで中傷するような発言などが全国ニュースでも取り上げられ、いまだ物議をかもしています。

自粛ムードが一気に高まり、賑わいを少しずつ取り戻しつつあった飲食店では、予約のキャンセルの電話が相次ぎました。市内一番の繁華街、松本町では飲食店やスナックなど多くの店が休んでおり、夜の街は静まり返っています。

中華居酒屋りん(大正町2)でも発表があった週末から予約がなくなりました。店主の河野均さんは「店内飲食される方がやっと増えてきたところだった。テイクアウトも踏まえて、状況に合わせ対応しなければ」と話しています。

また菅市長は「感染者を特定したり、SNSなどで誹謗中傷することのないように冷静な行動に努めてほしい」と注意喚起。発表から事実かどうか確認しないまま、SNS内でも嫌がらせやデマも横行し、様々な憶測や噂話が街中にあふれています。

「コロナより、人がずっと怖い」と話す人も。「病気を理解しウィズコロナの意識をもちたい」と前を向くのはゴジラグループの代表、浜田由美彦さん。「明日は我が身。人としてマナーとルールを守り、今こそ頑張ろう今治!です。皆で地元を支えましょう」と話しています。


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