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今治

グルメ

2020.09.26

ありがとうサービス 商店街で地ビール醸造

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中島さん 人生の転機で職人に


美しい瀬戸内の島々、海の幸、しまなみ海道と地域の魅力を活かそうと、株式会社ありがとうサービス(八町西3)は「しまなみサンセバスチャン計画」を推進。宿泊施設や魅力的な料理を提供する中、新たに10月1日、今治の商店街でクラフトビールを楽しめる店「今治街中麦酒」(常盤町3)をオープンします。同社は、しまなみ海道を世界屈指の美食の街、スペインのサンセバスチャンのような街にしたいと2年前から計画。

ハムやチーズ、チョコレートなどのものづくりにも取り組んでおり、今回新たにクラフトビール造りに着手しました。

ビール造りを行ったのは中島俊一さん(39)。「ずっとクラフトビールを造りたいと思っていた」と同社の求人募集を見て昨年7月に入社。それまではヘルスケア関連企業で研究開発を行っていた中島さん。大きな人生の転機でした。入社後、約1年かけ醸造免許を取得。「免許を取得することと、しっかりと醸造を行えるよう設備の配管などを構築することが大変だった」と振り返ります。

全国の醸造所で研修を受け、仕込みの技術や知識を身につけました。

「オープンに向け、完成したのはペールエール、ホワイトエール、ヘイジーIPA、スタウトの4種類のクラフトビールです。これらには、はちみつ、桃、カカオ豆を原材料に使用し、個性的で香り豊かなクラフトビールに仕上がっており、今後も特色あるものを醸造していきたい」と中島さん。店内に併設している醸造所の発酵タンク4機で各々最大500リットルが醸造でき、造り立ての香り高いクラフトビールを味わえます。10月1日17時オープンです。


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