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新居浜

文化

2020.10.24

端出場水力発電所 近代化に明り灯す

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広瀬歴史記念館で企画展

  令和2年度特別企画展「端出場水力発電所の建設」が、新居浜市広瀬歴史記念館展示室(上原2)で開催。
 今回の企画展では、水力発電所に水を引くための水路経路図や貯水槽の断面図など貴重な資料を見ることができます。
 当時の最新鋭の設備だったドイツのシーメンス社製の発電機、同じくドイツのフォイト社の水車や周波数変換機などもパネルで展示。明治45年竣工の端出場水力発電所の歴史や役割を、間近で感じられるものとなっています。
 同発電所は、別子銅山の近代化を支えるとともに、工業都市としての基盤づくりに大きな役割を果たしました。遠方の水源から水路と坑道を通して水を集め、東洋一と言われるほどの落差を利用して発電したことが特徴です。
 館長の土岐幸司さんは「新型コロナ感染症予防対策として、例年より規模を縮小しての展示となりますが、一部未公開の写真を見ることができる貴重な機会となっておりますので、ぜひ観覧ください」と話しています。
 会期は令和2年10月13日から11月29日まで(月曜・祝日の翌日休館)。要観覧料。
 開館時間は9時30分から17時30分まで(入館17時まで)。
【問】☎406333(新居浜市広瀬歴史記念館)

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